(あしかりやま) 綾小路通西洞院西入 |
※当ページの転載・複製は,一切お断り致します。 |
摂津の国・難波に住む貧しい夫婦を語る謡曲「芦刈」が由来。 ご神体の人形と衣装は戦国時代の作品で,山鉾の中でも屈指の古さ。 |
前懸は,以前は風景図の毛綴だったが,1985(昭和60)年に山口華楊画のライオンを描いた凝視図を新調。 胴懸は,旧は雲龍文様の刺繍であったが,1992-1993(平成4〜5)年に緒方光琳の六曲屏風を元にした燕子花図綴織を新調。 見送は,中国製花鳥の刺繍を用いていたが,1985(昭和60)年から山口華楊画の鶴図。 欄縁の彫金飛雁の錺金具は,1903(明治36)年の川辺華挙下絵による藤原観教作。 芦刈山が保有する江戸時代の旧胴懸,鶴亀蜀紅絲錦裂(つるかめしょくこういとにしきぎれ)及び獅子蜀紅文繻珍小袖(しししょくこうもんじゅちんこそで)などは,重要な染織品。 山の正面と側面には,芦の造化が飾られる。 |
2002年の巡行では旧装飾品が用いられていたが,雨のためビニールシートに覆われていた。 | |
室町通を通って山町へ帰る芦刈山。 |
※関連リンク: 芦刈山ホームページ 京都祇園祭