(えんのぎょうじゃやま) 室町通三条上ル |
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修験道(しゅげんどう)の開祖である役行者・小角(おづぬ)が,一言主神(ひとことぬしのかみ)を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝説に由来する。 役行者と一言主神,葛城神(かつらぎのかみ)の三体を御神体として祀り,山の中央の洞に帽子(もうす)・掛絡(からく)・経巻姿に錫杖を持って坐っているのが役行者,その左に鬼形で赤熊をかぶり斧を持った一言主神,右に手に台つきの輪宝を持った葛城神が立つ。 水引は,綴錦の名手である西山勘七作の唐子遊図(からこあそびのず)。 | |
見送は,1982(昭和57)年から新調復元した金地唐美人図錦綴が用いられている。古見送として,中国明朝の官工場で織られた金地唐美人図綴錦と,赤地古金襴(安楽庵裂:あんらくあんぎれ)で縁取った龍図絽刺の2種類がある。 掛け金具は,黄道二十八宿の星座の図が描かれた美しい逸品で,真松に鈴がつけられているのもこの山の特徴となっている。 |
担ぎ手たちは草鞋を履いている |