伯牙山(はくがやま) 綾小路通新町西入

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 中国・周時代の琴の名人伯牙が,友人,鍾子期(しょうしき)の訃報を聞いて,悲しみのため琴の弦を断ったという故事に由来する。斧を持って琴の前に立つ人形は,怒りの目と紅潮した頬を持ち,今まさに琴をうち破ろうとしている伯牙の姿を表している。
 明治に名前を改めさせられるまでは,“琴破山”(ことわりやま)と呼ばれていた山で,戦後に町会所が無くなってから,綾小路に面した杉本家の表の間をお飾り場にしている。前懸は,上下詩文,中央に人物風景の慶寿裂(けいじゅぎれ)の逸品。


新町通の巡行。水引は人物図の押絵切付。

雨の四条通。見送りは仙人図刺繍。

胴懸は花卉尾長鳥紋様の綴錦。



宵山の風景

風雨が強い宵山では駒形提灯もお休み。
御神体。天明以降の作品と考えられている。

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