長刀鉾(なぎなたほこ,なぎなたぼこ) 四条通東洞院西入

※当ページの転載・複製は,一切お断り致します。
(C) 1999-2005 Mira House. All rights reserved.


 “鬮(くじ)とらず”として,毎年必ず山鉾巡行の先頭を行く。現在,生稚児が乗る唯一の鉾でもある。他の鉾には稚児の代わりに人形が乗る。鉾先には,疫病邪悪を払う長刀をつけている。
 長刀は,三条小鍛冶宗近が娘の病気の回復を祈願して八坂神社へ奉納したもので,その後,鎌倉時代にある武人に愛用されたが,不思議が連発したため返納された。大永二年(1522年)に疫病が流行ったとき,神託により長刀鉾町でこれを飾ったところ疫病は治まった。
 創建は,嘉吉元年(1441)説が有力。鉾の真木は20mあり,前懸と胴懸は18世紀の絨毯。


先頭はそれぞれ山鉾の名前を書いた旗

真ん中で化粧をしている子供が生稚児


新町通での山鉾巡行の様子


後ろの山を先に通した後,新町へ
狭い新町では鉾を見上げる

見送りも間近に見られる

雨の日の巡行と宵山 | 写真集




 祇園祭ホーム   Home