(しじょうかさほこ,しじょうかさぼこ) 四条通西洞院西入 |
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応仁の乱以前より巡行に参加しており,傘と棒振り囃子は古い鉾の形態の一つ。祇園唐草模様の大傘に錦の垂(さがり),傘の上に御幣と若松を飾る姿は,傘鉾の原形を伝えている。1988年に復元した踊りは,子ども8人が赤熊(しゃぐま)鬼面の棒振りなどを演じる。 元治の大火の後も巡行に加わっていたが,明治5年以降,道具類もちりぢりになって休み鉾となっていた。1985年に傘鉾本体が再興されて路上に飾る居祭の形で祇園祭に復活し,1988年,傘鉾の巡行に欠かせない棒振り囃子の復元と共に117年ぶりに巡行へ復帰。棒振り囃子は室町時代に京都から広まった風流踊で,滋賀県甲賀地方に今も伝わる“ケンケト踊り”が復元の元になった。 | |
どの山鉾も大変長い行列になる。 |
垂(さがり)は鈴鹿雄次郎作の麗光鳳舞之図の綴織。 |
雨の中を歩く棒振り囃子の子どもたち。 |
2台の葛篭(つづら)が続く。 |
宵山では御朱印をいただくことができる。 |
駒形提灯に燈った明かりが傘をほのかに照らす。 |